本日は、川越市施工現場の屋根瓦塗装についてご紹介いたします。
昔の日本瓦など塗装が不要なものもありますが、近年でよく使用されている瓦は塗装が必要なものが一般的です。
主に、セメント瓦とモニエル瓦(乾式コンクリート瓦)の二種類に分類されます。
どちらもセメントを主材にしているため、表面が劣化すると雨水が浸透して破損の原因になります。
瓦屋根の建物にお住いの方は、どの種類の瓦が使用されているか一度確認されることをオススメいたします😌
■ 瓦屋根の種類
粘土瓦(日本瓦・いぶし瓦):自然素材で焼き締めてあり、塗装不可・不要。耐久年数50年以上。
セメント瓦:防水性がないため、劣化防止に塗装が必要。10~15年ごとが目安。
モニエル瓦(乾式コンクリート瓦):セメント瓦の一種。専用下塗り材が必要(スラリー層対策)
金属瓦:錆止めと塗装が必要。塗膜で防錆・防水。
■ 塗装が必要な瓦屋根の塗装手順(例:セメント瓦)
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高圧洗浄
→ 苔・カビ・旧塗膜をしっかり除去 -
下地調整
→ ヒビ補修や浮き瓦の固定 -
下塗り(シーラー等)
→ 瓦に合った下塗り材(塗料によってはシーラー不要な場合あり) -
中塗り・上塗り(仕上げ塗装)
→ 耐候性・防水性を高める仕上げ塗装を2回行う
◆現場写真◆
1. 中塗り塗装
今回は、大同塗料(株)の「ハイルーフマイルドシリコン」を使用しました。
この塗料はシーラレスと呼ばれる下塗りが不要な塗料で、短工期かつ比較的安価に塗装することが可能です😊
弱溶剤2液型のラジカル制御形シリコン塗料のため、色褪せに強く、高耐候・高寿命で非常にオススメな塗料です。
2. 上塗り塗装
シーラレス塗料のため、ハイルーフマイルドシリコンを二度塗りして仕上げです。
硬化後は強靭な防水塗膜を形成し、写真でも分かるように非常に綺麗な光沢を放ちます🤗
オプションにはなりますが、上塗りの上に専用のクリヤー塗料を塗布することで、更に耐久性を延ばすことも可能です。
外壁をフッ素や無機などの長寿命塗料で塗装する際は、有効なオプションになりますので是非ご検討ください。
今回はアドバイザーの安川がご紹介いたしました。
また次回お会いいたしましょう。