本日は、川越市現場の目地シーリング工事についてご紹介いたします。
サイディングボードを塗装する際に、欠かすことのできない重要な工程がシーリング工事です😎
建物の耐久性に大きく関わってくる部位であるため、今回は現場写真を交えながら詳しくご説明いたします。
■ シーリング工事の必要性
1. シーリングの役割
サイディング外壁の継ぎ目(目地)や窓枠などの隙間には、シーリング材(コーキングとも呼ばれる)が充填されています。
このシーリングの役割は大きく分けて以下の2つです。
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防水性の確保
雨水の侵入を防ぎ、壁内部の腐食やカビの発生を防ぎます。 -
緩衝材としての機能
建物の揺れや気温による膨張・収縮に対応し、外壁材のひび割れを防ぎます。
2. 劣化によるリスク
シーリング材は紫外線や雨風によって5~10年程度で劣化が進行します。劣化を放置すると以下のような問題が発生します。
ひび割れ・硬化:雨水が侵入し、内部の木材が腐食する恐れあり
剥離(はがれ):サイディング材の浮きや反りの原因になる
肉やせ・欠損:外壁材の動きに対応できず、ひび割れの誘発
3. 必要な工事内容
シーリング工事には2つの方法があります。
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打ち替え工法
劣化したシーリングを完全に撤去し、新たに打ち直す方法。最も効果的で推奨される方法。 -
増し打ち工法
既存のシーリングの上から新たに充填する方法。※部位や状態によっては不向き。
※今回は、打ち替え工法にて施工しています。
4. まとめ
なぜシーリング工事が必要か?
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外壁の防水性・耐久性を維持するため
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建物内部の構造材を守るため
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美観や外壁材の寿命を保つため
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劣化を放置すると補修費用が大きくなるため
◆現場写真◆
①既存シーリング材の撤去
工具を使って、既存の古いシーリング材を撤去します。
②マスキング/プライマー塗布
目地の両端に養生のマスキングテープを貼ります。
その後、プライマー(糊のようなもの)を塗布します。
③新規シーリング材充填
目地に新しいシーリング材を充填します。
充填のときに量が少ないとシーリング材が硬化した後に薄くなってしまうため注意が必要です。
④ヘラ押え
充填したシーリング材をヘラを使って綺麗に均します。
シーリング工事の仕上がりは塗装後に出るため、職人の腕が試される重要な工程です。
⑤打ち替え完了
建物の縦目地やサッシ周り、附帯設備の周辺なども同様に打ち替えしていきます。
この工事にはおよそ2~3日ほど掛かります。
如何だったでしょうか?
建物の防水性を維持するのに欠かせないのがシーリング工事です。
まだ工事をされていない方は、一度シーリングの状態を確認されることをオススメいたします😌
当店でも劣化状況の確認を行っておりますので、気になるお客様はお気軽にお問い合わせください。
今回はアドバイザーの安川がご紹介いたしました。
また次回お会いいたしましょう。