ペイントホームズ
川越店

溶剤塗料の基礎知識

外壁や屋根の塗装には、主に水性塗料と溶剤塗料の2つが存在します。これから外壁や屋根の塗装を検討している方や、塗料についてより理解を深めたい方に向けて、今回は溶剤塗料の特徴をご紹介いたします。

溶剤塗料とは

文字通り「溶剤を含む塗料」です。 有機溶剤としてシンナーなどが使用され、分かり易く言えば、「シンナーで薄めた塗料」と表現されます。 ラッカー塗料、フタル酸塗料、メラミン塗料、ウレタン塗料、エポキシ塗料などが溶剤型塗料に分類されます。身近なものでは、爪に塗るマニキュアが溶剤型塗料の一種と言えます。

溶剤塗料のメリット

耐久性が高い: 溶剤塗料は強い塗膜を形成し、外部の環境からの影響に対して耐久性が高いです。建物や構造物の保護に優れています。 

ツヤを維持: 艶を持続しやすく、美しい仕上がりを長期間維持できます。外観の美しさを重視する場合に適しています。 

迅速な乾燥: 一般的に溶剤塗料は乾燥が速く、施工後の作業効率が向上します。短い乾燥時間で塗り直しが可能です。 

金属への適用: 金属などの異なる素材にも適用でき、広範な用途に利用されます。

溶剤塗料のデメリット

ニオイが強い: 溶剤塗料は揮発性の有機溶剤を含んでおり、施工時に強い臭いが発生します。換気が必要であり、近隣への影響が懸念されます。 

健康への悪影響: 有機溶剤には健康への悪影響がある可能性があり、特に換気の不足や適切な保護措置が講じられない場合には問題が生じる可能性があります。 

環境への影響: 溶剤塗料には揮発性有機化合物(VOC)が含まれており、これが大気中に放出されることが環境への悪影響につながる可能性があります。 

管理が必要: 溶剤塗料を使用する場合は、火気の取り扱いや換気の確保など、安全管理が重要です。また、使用後の廃棄や保管にも十分な注意が必要です。

溶剤塗料は耐久性が高く、美観を保ちつつも、強い臭いや健康、環境への注意が必要です。塗装工事をご検討される際にはメリットデメリットを理解し塗料選びをしましょう。