前回はクリヤー塗料の特徴についてお話ししていました。クリヤー塗料は外壁のデザインを残しつつ外壁を保護することの出来る塗料です。艶の維持などにも使用されるメリットの多い塗料ですが今回はデメリットの方をご紹介していきます。
<クリヤー塗料のデメリット>
①傷や凹みは隠せない➡透明な塗料のため元々外壁に出来ている傷や凹みは隠せません。外壁の保護は出来ますが美観の向上は難しいでしょう。
②ひび割れの保護ができない➡クリヤー塗料にはひび割れを保護する機能がなく、ひび割れた外壁に塗布する場合はひび割れ部分を埋める必要があります。補修をせずに塗装してしまうと後々雨水が隙間から侵入する危険があります。
③コーキング部分には塗布できない➡サイディング壁などの住宅によくみられる目地(ゴム状のつなぎ目)には塗布ができなくなっています。目地も劣化し肉やせが起こるため塗膜が剥がれたり、ひび割れを起こしやすくなります。
今回はクリヤー塗料のデメリットについてご紹介しました。クリヤー塗料についてこれまでお話ししましたがいかがでしたでしょうか？劣化した外壁には不向きですが、美観の維持のためクリヤー塗料は適した塗料なのではないでしょうか。
